林業一筋

江戸時代から個人事業として山林の経営を開始、昭和23年に会社設立されました。所有林の経営を進める一方で原木市場を運営してきました。
原木市場は鳥取県智頭町市瀬に所在しています。老舗の原木市場として、西日本一円の優良原木を広く集荷し、原木流通事業を行っています。 今後も木と人とのコミュニケーションのあるべき姿を追求し、心豊かな生活のお手伝いをしたいと願っています。

事業紹介

智頭林業と石谷林業

石谷林業創立の地、鳥取県八頭郡智頭町は気候風土に恵まれた林業地として「智頭杉」の名と共に全国に高く評価されてきました。
当社の設立は昭和23年ですが、創立者の先祖である石谷傅三郎が江戸中期の早い時期にすでにこの地で山林を育てていたという記録が天明7年(1787年)の古文書に残されています。
また、その地には「慶長杉」と呼ばれる400年以上の樹齢を重ねた人工林が今なお逞しく成長を続けています。私達は長い歳月にわたり、これらの木と共に生き続けてきた先人達の知識と技術を継承しているのです。

鳥取県八頭郡智頭町には石谷林業にゆかりのある建築物があります。地元木材を使って建築された「石谷家住宅」です。 敷地3千坪、部屋数40余りと7棟の土蔵を有する大規模な建築物です。 建物は国指定重要文化財です。 建物に付属している庭は国登録記念物と鳥取県指定文化財に指定されています。 「石谷家住宅」は平成13年4月20日から一般公開を始めました。現在は「財団法人因幡街道ふるさと振興財団」によって管理運営されています。

ところでこのような大規模な建築物はどのような目的で建築されたのでしょうか? それは・・・この建物は、個人の住居としての使用だけでなく、林業経営の拠点として使用するためでした。

現在で言う所の「本社ビル」という役割を担ってきました。 倉庫には林業で使用する多数の道具が収納されていました。多くの人が出入りして会議や宴会が開けるように、内部構造は間仕切りが少ない構造になっています。

遠路からのお客様が宿泊できる部屋もいくつかあり、トイレや風呂も別途設置されていました。 一般公開された現在でも、地元で開かれる行事などでレセプションなどの会場として使用されることがあります(宿泊目的で使用されることはなくなりました)。昔も今も、プライベート空間としてだけでなく、外部の方の使用が主眼におかれている建築物なのです。

敷地内の施設の一つである智頭林業資料館では、地元の林業の歴史資料や、木材に関する資料が常設展示されています。 美術品も多数収蔵されていましたが、昭和54年と平成17年に鳥取県立博物館に「石谷コレクション」として寄贈いたしました。現在では鳥取県立博物館に収納され、公共財として一般の方に公開されました。

石谷林業はこのように、地域社会の歴史の流れの中で成り立っています。

樹霊の館 石谷家住宅